マラパスクア島について
マラパスクア島は、フィリピンのセブ州に属する美しい島で、特にダイビング愛好家にとっては天国とも言える場所です。白い砂浜とクリスタルのように透明な海が広がるこの島は、小さくてもその魅力は計り知れません。マラパスクアは特にザトウクジラとの出会いで知られており、早朝のダイビングでは、世界中から訪れたダイバーたちがこの珍しい海洋生物を見るために海に潜ります。また、その豊かな海洋生態系は多くの種類のサンゴやカラフルな熱帯魚が生息しており、マクロ撮影を楽しむダイバーにはまさに理想的な環境です。陸上では、フレンドリーな地元の人々との交流も旅の素晴らしい部分を形成しています。彼らの温かいホスピタリティと伝統的なフィリピン料理は、マラパスクア島の訪問をさらに忘れがたいものにします。
マラパスクア島への行き方は比較的簡単ですが、セブ市から少し時間がかかります。まず、セブ市の北バスターミナルからバスに乗り、北部の町であるマヨダンに向かいます。このバスの旅は約4時間ほどかかります。マヨダンに到着したら、次はマラパスクア島へのフェリーまたはバンカーボート(小型船)に乗り換える必要があります。この船旅は約30分から1時間程度で、島の美しい海岸線に到着します。このルートは一般的に、ダイバーや観光客によく利用されており、島へのアクセスは日中に限られていますので、移動計画は事前にしっかりと立てることをお勧めします。



ベストシーズン
マラパスクア島のベストシーズンは、特にダイビングを楽しむ方にとっては、乾季の期間である12月から4月までです。この時期は海が穏やかで、視界も良好となり、ダイビングやスノーケリングに最適な条件が整います。また、気候も乾燥しており、比較的涼しいため、快適に過ごすことができます。ただし、この時期は観光客が多くなるため、宿泊施設の予約は早めに行うことをお勧めします。雨季は5月から11月にかけてで、時折激しい雨が降ることがありますが、この時期でもダイビングは楽しめます。ただし、海が荒れやすくなるため、天候には特に注意が必要です。



おすすめのダイビングスポット
ダイビングスポット #1 キムド・ショール
マラパスクア島に位置する「キムド・ショール」は、その豊富な海洋生物と美しいサンゴ礁で知られていますが、特に注目すべきはニタリザメの観察機会の多さです。このダイビングスポットでは、ニタリザメが頻繁に見られることで有名で、早朝のダイブでは彼らを見るチャンスが格段に高まります。水深は10メートルから始まり、深い部分では30メートルを超える場所もありますが、ニタリザメは比較的浅い水域で見ることが多いです。ダイバーたちは、ニタリザメの優雅な泳ぎを目の当たりにするため、夜明け前に水中に入ることが一般的です。このショールの透明度は高く、視界も良好なため、ニタリザメの観察には絶好の条件が整っています。モナド・ショールはニタリザメの確実な観察が期待できる貴重なスポットとして、多くのダイバーに愛されています。
ダイビングスポット #2 モナド・ショール
マラパスクア島のモナドショールは、フィリピンのダイビングスポットとして国際的にも有名です。この場所はかつて、レアなニタリザメが見られるということで多くのダイバーを引き寄せました。しかし、時間が経つにつれて、ニタリザメだけでなく、ホワイトチップシャークやタイガーシャークなど他のサメ種を観察することができるポイントとしても知られるようになりました。水深が比較的深いこのエリアは、広大な青い海の中でサメたちが優雅に泳ぐ様子を間近で見ることができ、まさにダイバーにとっては夢のような場所です。モナドショールへの潜水は、その神秘的な美しさと、多様な海洋生物に会える可能性によって、世界中の海洋愛好家たちを魅了し続けています。
ダイビングスポット #3 ガト島
ガト島は、マラパスクア島からボートで約45分ほどの位置にあり、その名の通り「猫島」とも呼ばれています。この島は、長さ約30メートルのトンネルを持つことで有名で、このトンネルを通過するダイビングは非常にエキサイティングな体験とされています。トンネル内部は、一部が開いており自然光が差し込むため、神秘的な雰囲気を楽しむことができます。また、このトンネル周辺では、様々な種類の海洋生物やカラフルなサンゴが見られ、特にシーホースやウミヘビなど、珍しい生物の観察チャンスもあります。ガト島のトンネルは、マクロ生物の撮影にも最適で、ダイバーにとっては魅力的なスポットの一つです。
おすすめの宿泊
マラパスクアはビーチフロントのホテルも多いですが、ビーチの前はダビングショップとレストランになっており。客室は奥に引っ込んでいる場合が多く建物などが邪魔でハワイやオーストラリアのような壮大な景色が楽しめるわけでもないことがありますので、予約時には部屋の場所を確認してからにしましょう。



名物
マラパスクア島は、フィリピンのセブ島北部に位置し、特に美しいビーチとダイビングスポットで知られていますが、島の名物について話すなら、その自然の美しさと共に、地元の料理も見逃せません。特に、新鮮なシーフードが豊富で、魚やエビ、カニを使った料理が地元の食文化を彩っています。また、ココナッツを使用したスイーツや飲み物も人気があります。小さな島ながらも、訪れる人々にリラックスできる環境と美味しい料理を提供し、多くの旅行者やダイバーに愛されています。


